講座・教員
研究紹介
Research

TETSUSHI IKEDA

准教授:池田 徹志

研究テーマ

日常生活で人と共存するロボットの研究

自動運転時の安心感を高める研究

自動運転時の安心感を高める研究

現在の自動運転は,ドライバーが完全に運転操作から切り離されるので,緊急時にドライバーが運転に戻ることが難しい問題があります.ドライバーが運転に関わる意識を持ちながらも,常にしっかりと運転支援が行われる自動運転の研究を進め,人とシステムが協調して運転する方法を提案します.

人の気持ちを推定する移動ロボットの研究

人の気持ちを推定する移動ロボットの研究

人の社会の中で働くロボットには,周囲の人が安心できるような振る舞いが求められます.周囲の歩行者の移動の様子・全身の動きの様子・視線の変化の様子を計測し,ロボットに対する人の気持ちを推定して,不安や不快な印象を与えないように振る舞うロボットの研究を進めます.

人を案内・誘導する投影ロボットの研究

人を案内・誘導する投影ロボットの研究

案内ロボットを実際に利用すると,周囲の人がロボットを取り囲み,ロボットが予定した経路を移動できなくなることが問題になります.プロジェクタを搭載する案内ロボットは,移動と投影を組み合わせて人を誘導することにより,自分の移動に都合が良い位置関係を作り出します.人とロボットの両方がスムーズに移動できる状況を考えながら行動するロボットを実現します.

VR環境での車いすロボット制御の研究

VR環境での車いすロボット制御の研究

電動車いすにも自動運転の技術を導入することにより,快適で安全な走行の実現が期待できます.しかし車線のない環境を走行する車いすロボットは多様な経路を走行し,経路の予想が難しくなるため,車いすの搭乗者に不安を与えることが問題です.VR環境で歩行者とすれ違って移動する車いすシミュレータを構築し,歩行者の中を移動する自動運転車いすの搭乗者の印象を評価します.また,VR環境で試作された運転アルゴリズムを,実際の車いすロボットで検証する実験も進めます.